
最近私のセッションや個人レッスンを受けにきていただいている若手のクライアントが一歩一歩自身の目標を達成してきています。
このような優秀な若手クライアントを指導サポートしている身として、
最近のバレエ界の現状を知らないでは済まされないだろうと思い、今まで活躍された方々の著書を読み始めました!
先ず1冊目
吉田都著書
「バレリーナ~踊り続ける理由」
🌷🌷🌷
バレエ団の1つ年下の友達
言わば、牧阿左美バレエ団の黄金時代のプリンシパル達の中で私は育ちました。
私はその彼女達の才能に圧倒されながら、
何とか着いていくのに必死な時、
日本でバレエフェスティバルが行われた時、
彼女達と一緒に吉田都さんの楽屋に行ったのを思い出します。
確か
衣装の後ろをとめてあげた記憶があります。
ちょっとした私の自慢です(*^^*)
私は直接知りませんが、
牧阿左美バレエ団のプリンシパル達は仲の良いお友達だったのです。
海外でずっとプリンシパルを努めたというのは並大抵の努力と精神力が備わっていた、というより、そのポジションを崩さないためには強くならざるを得ないところにいたのではないでしょうか?
色々と悩み苦しみ模索してきたことが伺えます。
読んだ中でいくつか心に響いたところがありますが。
「自分自身との戦いである」
という言葉。
回りの友人と良きライバルとなり
切磋琢磨することはあっても行き着くところは自分との戦いであること。
本当にそう思います。
私も指導者としてそういう精神的なことも意識していきたいと思います。
きっと努力を本当にしている本人たちはやがて分かってくるでしょう。
若手の場合、私達指導者、また親御さんも含め本人のサポート役に徹するのが大事なのではないかと最近感じます。
若手の才能を導き出すのも指導者であり、親御さんの積極的な姿勢でもあるのは事実です。
本人の実力にあった指導、実力にあった目標を1つ1つ地道に「正しく」努力できるようにサポートしていくことだと思います。
言葉では簡単ですが、集中力がいります。他の方はどうか分かりませんが、これは私にとって大変な作業です。
先生経由ではなくホームページを見て遠方から受けにきている若手クライアントも若干名いますが、
お教室の事情で思ったレッスンができない中で私に託してくださることが多くあります。
託してくださった先生の生徒さん達に対する思いとご苦労が伺えるにつれ、私の立ち位置も時々申し訳ない気がいたします。
それでも生徒さん達にとって良い選択をと私に託してくださいます。
私の指導はお教室での指導をきちんと受け止め感じ、模索してきた上で成り立つものがあります。